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岩石の変形 がんせきのへんけいrock deformation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岩石の変形
がんせきのへんけい
rock deformation

岩石が外力によって変形すること。変形には弾性変形と可塑的変形があるが,変形が岩石に残るのは可塑的変形で,その代表的な形が褶曲である。岩石に力を加えると,応力に対応して可塑性の限界まで変形して,それが固定する。硬い岩石は常温常圧の地表では塑性範囲が小さく,褶曲しないで破砕してしまう。強い封圧 (静水圧) のもとで偏圧を受けると,塑性範囲が大きくなり,地層面に沿う小さい滑りが起ったり,岩石内部で流動が起って褶曲するようになることが,高圧下の実験で確かめられる。自然の岩体は不均質のため,変形の型は岩質の組合せによっても異なる。岩石の変形に関連して,岩石力学 rock mechanicsという学問分野がある。これは岩盤力学ともいわれ,おもに工学的立場からの変形特性,破壊特性など,自然の岩盤強度を扱い,未固結の土質力学から次第に硬い岩石の変形までを含むようになりつつある。

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