岩車村(読み)いわぐるまむら

日本歴史地名大系 「岩車村」の解説

岩車村
いわぐるまむら

[現在地名]穴水町岩車・あさひおか

七尾北湾に面し、北は川尻かわしり村、南東鹿波かなみ村。享禄五年(一五三二)五月、能登畠山氏の催促に応じた長衆のうちに、穴水村の衆として岩車の太郎右衛門尉がいる(「穴水村・諸橋六郷長衆交名案」諸橋文書)。天文元年(一五三二)七月の諸橋六郷・南北棟数注文写(諸橋稲荷神社文書)によれば、南北なんぼくのうち岩車で棟役を負担する役屋は一三間とある。

領主変遷かじ村に同じ。土方雄久知行目録に村名があり、高六〇三俵、うち荒二〇一俵で、残高の三割が百姓得分。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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