…これは,荒壁で人の入れる穴蔵のような竈を作り,中で青松葉,青木を焚き,灰をかき出してから塩俵や塩水をかけて湿らせた荒筵(あらむしろ)を敷き,その上に横たわって蒸気に浴するもので,医効があるとされていた。土壁や石を熱して水をかけて蒸気をたてるという類似の形式の蒸し風呂は,岩風呂,穴風呂,釜風呂,塩風呂などの名称で各地にみられ,天然の洞窟などでも簡単に蒸気浴は可能であるので,庶民の間では古くから行われていたと考えられる。奈良時代には大寺院に温室院,温室,湯屋などの名で沐浴施設が作られている。…
※「岩風呂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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