峡谷風(読み)きょうこくふう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「峡谷風」の意味・わかりやすい解説

峡谷風
きょうこくふう

山あいの峡谷で吹く風。峡谷風は、(1)日中、谷に吹き込んでいく谷風。夜間、谷あいから平野部に吹き出してくる山風と、(2)谷の両側の斜面に沿って上昇および下降する斜面風に分けられる。普通は(1)と(2)が複合して峡谷風は形成されている。峡谷風は谷の向きによってよく発達する所と、また谷の向きにあまり影響されない所があり、アルプスの北の斜面では、雪の融(と)け方に大きな違いが出ている。峡谷風が規則どおり吹いていれば好天が続くが、これが乱れると天気の崩れる前兆ともなる。

[根本順吉]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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