日本大百科全書(ニッポニカ) 「峰峰」の意味・わかりやすい解説
峰峰
ほうほう / フォンフォン
中国、河北(かほく)省南部、邯鄲(かんたん)市の市轄区で峰峰鉱区とよぶ。人口50万5391(2012)。元来磁(じ)県の一部であったが、石炭が発見されてから発達した。1955年分離して市となったが、翌1956年邯鄲市に併合された。京広線からの支線が通じ、周辺各地の鉄鉱などの資源を利用して成立する河北省南部の工業基地の一翼を担う。また2005年からは本鉱区で石炭化学工業の発展プロジェクトが進められ、邯鄲市ならびに河北省における重要事業の一つとされている。本鉱区にある南・北響堂山石窟(せっくつ)は、南北朝時代に開削が始められ、広大な規模をもつ石窟寺院として名高い。
[秋山元秀・編集部 2017年3月21日]
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