島上条村
しまかみじようむら
[現在地名]敷島町島上条
中下条村の北、荒川流域にある。村の南、中下条村との境を穂坂路が通り、東の千塚村(現甲府市)との境に荒川の渡場があった。大下条村などとともに島三条とよばれた。中世の島上条郷の遺称地。慶長一六年(一六一一)の島上条村検地帳(県立図書館蔵)によると屋敷一万一四六坪・屋敷数八三、ほかに除地(慈徳院寺地)三五五坪。六冊のうち三冊しか残っていないため、村全体の反別は不明。慶長古高帳では高一千九四石余、ほかに八幡社領一石余。宝暦六年(一七五六)版三郡村高帳では高一千二一一石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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