武田信重(読み)たけだ のぶしげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武田信重」の解説

武田信重 たけだ-のぶしげ

?-1450 室町時代武将
武田信満長男上杉禅秀の乱に敗れた父が自刃したとき甲斐(かい)(山梨県)からのがれ,剃髪(ていはつ)して高野山にはいる。甲斐守護に任じられ,のち永享の乱を機に甲斐にもどり,足利持氏征討にくわわる。永享12年持氏の遺児らが挙兵した結城合戦では結城城攻略に参加。宝徳2年11月24日死去。幼名三郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の武田信重の言及

【甲斐国】より

…旧国名。甲州。東海道に属する上国(《延喜式》)。現在の山梨県。
【古代】
 古墳時代の甲斐は,前期には曾根丘陵地帯に銚子塚古墳(中道町)などいくつかの前方後円墳が出現し,後期には分布地域が広がり,姥塚(うばづか)(御坂町),加牟那塚(甲府市)など巨大な横穴式石室を持つ円墳も現れた。これら古墳の築造者で,この地の支配者であった甲斐国造(くにのみやつこ)が,大和の政権に貢上した馬は,“甲斐の黒駒”と呼ばれて名高く,その伝統は平安時代に駒牽(こまびき)の行事となった。…

※「武田信重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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