20世紀日本人名事典 「島村三七雄」の解説
島村 三七雄
シマムラ ミナオ
昭和期の洋画家
- 生年
- 明治37(1904)年7月9日
- 没年
- 昭和53(1978)年10月25日
- 出生地
- 大阪市
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科〔昭和4年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本芸術院賞〔昭和42年〕「巽橋」
- 経歴
- 藤島武二教室に学び、昭和3年帝展に初入選。4年渡仏し、同年サロン・ドートンヌに入選した。5年パリ国立美術学校に入るが、7年中退、のちアカデミー・ランソンでフレスコ画法を修得、ギヨンネの壁画制作の助手も務めた。8〜11年サロン・デザルティスト・フランセに毎年入選、9年出品の「ユゲット・トノン孃肖像」ではマンション・オノラブル賞を受賞した。11年帰国し、15年日本壁画会会員、同年独立展で協会賞を受け会友、21年独立会員となる。31年新樹会会員、32年東京芸術大学講師となり壁画フレスコ画法を指導、41年助教授、42年教授に就任、46年退官する。48年高松塚古墳保存対策調査会委員を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報