出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…iは〈それ=霊的存在=神〉の意,omanteが〈行かしめる〉の意で,端的にいえば,イオマンテは霊的存在である特定の種類の主要な動物の神を他界=神の世界へと送り届ける儀礼を意味した。しかし,飼熊(とくに子熊)の神を送る儀礼のことを〈イオマンテ〉,山で狩りした〈キムンカムイkim‐un‐kamuy=山にいる神〉すなわち熊神を送る儀礼を〈カムイホプニレkamuy‐hopunire〉と呼んで区別する地方もあり,〈モシリコルカムイmosir‐kor‐kamuy〉または〈コタンコルカムイkotan‐kor‐kamuy=コタン(里)を守る神〉と言われるシマフクロウの神を送る儀礼のことを通例〈モシリコルカムイ・ホプニレmosir‐kor‐kamuy‐hopunire〉と言う地方なども知られている。また,クジラ送りの儀礼も〈イオマンテ〉と言われているが,多くの地方では〈レプンカムイrep‐un‐kamuy=沖にいる神〉と呼ばれるシャチ神が海の神々のうちもっとも重視されている。…
※「島梟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...