島潟村(読み)しまがたむら

日本歴史地名大系 「島潟村」の解説

島潟村
しまがたむら

[現在地名]新発田市島潟

西名柄にしながら村の南に位置し、東を加治かじ川が北流する。米沢へ向かう街道は、当地を経て加治川を渡り加治宿に抜ける。新発田藩領で、慶長三年(一五九八)頃の御領内高付帳(新発田市史資料)に村名がみえ、高二七四石七斗余。同一五年頃の給知方ほど役帳(同資料)によると当村の四郎左衛門が室役、惣左衛門が紺屋役を各々三斗五升納めている。同一七年の御蔵納同払方帳(同資料)に新発田組として二五三石、ほど役八石四斗。正保国絵図では五五三石余であるが、ほかに中島なかじま村・袋野ふくろの村・畑取村の三村について「島潟村高ノ内」とある。中島・袋野は小字名として残る。加治川は度々破堤洪水を繰返したが、安政四年(一八五七)には当地で破堤、下流の村々にも大きな被害を及ぼした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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