島穴神社(読み)しまあなじんじや

日本歴史地名大系 「島穴神社」の解説

島穴神社
しまあなじんじや

[現在地名]市原市島野

島野しまの鎮座。古くは島野明神・島穴大明神と称した。旧県社。祭神は志那都比古尊で、相殿に日本武尊・倭比売尊を祀る。社伝によれば、日本武尊が東征の際に海路の平穏を祈願して風神志那都比古尊を祀り、景行天皇巡行のとき日本武尊・倭比売尊を祀ったのが始まりという。「三代実録」元慶元年(八七七)五月一七日条に島穴神とみえ、正五位下になっている。この年七月大旱で祈雨奉幣があり、天慶三年(九四〇)九月には平将門降伏の祈願を行ったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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