姉崎神社(読み)あねがさきじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「姉崎神社」の意味・読み・例文・類語

あねがさき‐じんじゃ【姉崎神社】

千葉県市原市姉崎(あねさき)にある神社。旧県社。祭神は級長戸辺神(しなとべのかみ)日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の時、海路の無事を願ってまつったという。延喜式内社。あねさきじんじゃ。姉崎明神。

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日本歴史地名大系 「姉崎神社」の解説

姉崎神社
あねさきじんじや

[現在地名]市原市姉崎

明神様と通称され、法人上は姉埼神社とする。旧県社。祭神は志那斗弁命で、ほかに天児屋根命・日本武尊・忍立化多比命などを合祀。志那斗弁命は島穴しまあな神社の祭神志那都比古尊の妃にあたる。社伝によれば日本武尊東征の時の創建で、尊が海路の平穏を祈り、風神である志那斗弁命を祀ったのが始まりという。「三代実録」元慶元年(八七七)五月一七日条に姉前神とみえ、祈雨の功により勅願所となり、正五位下を授けられた。

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