島黒瀬村(読み)しまくろぜむら

日本歴史地名大系 「島黒瀬村」の解説

島黒瀬村
しまくろぜむら

[現在地名]婦中町塚原つかはら

神通川中流左岸に隣接し、北は鵜坂新うさかしん村、南は西塚原村。村名の由来は神通川対岸にある黒瀬くろせ(現富山市)の枝村で、川の島地であったからである(婦負郡志)新川にいかわ郡に属した。明暦二年(一六五六)の村御印留では「嶋之黒瀬村」とあり、草高一〇七石で免四ツ六歩、小物成は鮭川役三匁・鱒川役一匁・鮎川役一匁・猟船櫂役五匁。享保六年(一七二一)の高一三四石余(「村付高改帳」島倉家文書)。寛政二年(一七九〇)の古高六九石余・定免三ツ七歩、新田高一五石余・平均免一ツ三歩六厘余、小物成は柳差役一匁・鮭川役二匁で、鱒川役・鮎川役・猟船櫂役は明暦二年と同じ(高物成品々手鏡)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android