崖岸(読み)がいがん

精選版 日本国語大辞典 「崖岸」の意味・読み・例文・類語

がい‐がん【崖岸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水のほとりの切り立って高い所。
    1. [初出の実例]「叙旅思之所辺涯、喩湖水之无涯岸者也」(出典菅家文草(900頃)七・秋湖賦)
    2. [その他の文献]〔顔氏家訓‐名実〕
  3. ( 形動 ) きわだって他と異なること、人と調和しないこと。また、そのさま。偏屈。〔北史‐崔伝〕

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普及版 字通 「崖岸」の読み・字形・画数・意味

【崖岸】がいがん

山崖。またおごり高ぶる人。唐・韓〔唐故朝散大夫~君墓誌銘〕君、天性和樂、~初めより一心を持し、未だ嘗てを變へず。~翕翕(きふきふ)の熱きことを爲さず、亦た崖岸斬の行ひを爲さず。

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