崩目(読み)くずれめ

精選版 日本国語大辞典 「崩目」の意味・読み・例文・類語

くずれ‐めくづれ‥【崩目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. くずれた箇所。くずれた部分
    1. [初出の実例]「その崩(クヅ)れ目に長い草のはえた石段の上に」(出典羅生門(1915)〈芥川龍之介〉)
  3. 安定している状態が乱れはじめる時点、間際。
    1. [初出の実例]「いままで張りつめていたものがぐらぐら崩れだし、崩れ目をめがけてなにか大きな感情が突進しようとした」(出典:虚夢譚(1969)〈金石範〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む