崩目(読み)くずれめ

精選版 日本国語大辞典 「崩目」の意味・読み・例文・類語

くずれ‐めくづれ‥【崩目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. くずれた箇所。くずれた部分
    1. [初出の実例]「その崩(クヅ)れ目に長い草のはえた石段の上に」(出典羅生門(1915)〈芥川龍之介〉)
  3. 安定している状態が乱れはじめる時点、間際。
    1. [初出の実例]「いままで張りつめていたものがぐらぐら崩れだし、崩れ目をめがけてなにか大きな感情が突進しようとした」(出典:虚夢譚(1969)〈金石範〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android