川上村・川上出屋敷町(読み)かわかみむら・かわかみでやしきちよう

日本歴史地名大系 「川上村・川上出屋敷町」の解説

川上村・川上出屋敷町
かわかみむら・かわかみでやしきちよう

[現在地名]奈良市川上町

近世の川上村は般若寺はんにやじ村東南にあたり、川上出屋敷町は興善院町の西で、川上村の地にできた町。

寛徳二年(一〇四五)の僧某田地売券(股野文書)に「河上念仏院田」がみえる。中世には東大寺川上庄があったが、「大乗院雑事記」文明六年(一四七四)一〇月一九日条に、川上郷は一乗院領とみえ、東は東大寺領、西は一乗院領であったと思われる。長享二年(一四八八)三月二九日条によれば間別銭徴収のため一乗院より間打ちが行われているが、川上村のうち京街道に近い地域であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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