事典 日本の地域ブランド・名産品 「川俣シャモ」の解説
川俣シャモ[畜産]
かわまたしゃも
伊達郡川俣町で飼育されている。シャモは、古くから養蚕が盛んな川俣町に絹商人によって持ち込まれたのが始まりという。福島県農業総合センター畜産研究所養鶏分場で開発された、ふくしま赤しゃもを活用しており、シャモにレッドコーニッシュとロードアイランドレッドをかけあわせたもの。1983(昭和58)年から試験研究がおこなわれ、川俣シャモが誕生した。飼育期間は一般ブロイラーの倍の約4カ月間で、年間約4万7千羽が出荷される。川俣町では「シャモの町づくり」のキャッチフレーズのもと、川俣シャモまつりなどを開催している。適度な歯ごたえとコクがあり、風味豊かな鶏肉。鍋や焼き鳥に適する。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報