川成り(読み)かわなり

精選版 日本国語大辞典 「川成り」の意味・読み・例文・類語

かわ‐なりかは‥【川成・河成】

  1. 〘 名詞 〙 洪水のために土砂が流出し田畑川原になること。また、その田畑。この地は年貢課役が免除された。中世検注帳に多く見える。江戸時代にも川成引(=川欠引)として免租地とされた。
    1. [初出の実例]「川成土浪人私治田隠作二十四町五段余」(出典:八代恒治氏所蔵文書‐承和二年(835)四月一五日・民部省符写)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android