川村吾蔵(読み)カワムラ ゴゾウ

20世紀日本人名事典 「川村吾蔵」の解説

川村 吾蔵
カワムラ ゴゾウ

明治〜昭和期の彫刻家



生年
明治17(1884)年8月17日

没年
昭和25(1950)年3月11日

出生地
長野県

学歴〔年〕
上田中〔明治36年〕卒

経歴
明治37年美術研究のため渡米、以後アメリカを中心に約40年間ヨーロッパ各国に滞在した。この間42年フランスでド・マクモニースの助手となり彫塑を研究し、45年パリのエコール・デ・ボザールに入学し、特待生となる。その後、ニューヨークでマクモニースとの共作による公共施設の作品によって有名になり、大正6年以後はクーリッジ大統領胸像を始めとする著名人の肖像彫刻を多く手がけた他、牛の彫塑家としても知られた。昭和15年帰国、21年第1回日展に出品。22年横須賀に移り、米軍司令官にアトリエを貸与され制作、マッカーサー元帥、デッカー少将の銅像などを残した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川村吾蔵」の解説

川村吾蔵 かわむら-ごぞう

1884-1950 明治-昭和時代の彫刻家。
明治17年8月17日生まれ。37年渡米。のちパリで彫刻をまなび,ニューヨークにもどり肖像彫刻を多数手がける。牛の彫塑家としても知られた。昭和15年帰国。戦後占領軍通訳官をつとめ,マッカーサー元帥の胸像などを制作した。昭和25年3月11日死去。65歳。長野県出身。上田中学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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