州浜形(読み)スハマガタ

デジタル大辞泉 「州浜形」の意味・読み・例文・類語

すはま‐がた【州浜形】

州浜1を上から見下ろしたような形。曲線輪郭出入りのある形。近世では、三つ輪形ともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「州浜形」の意味・読み・例文・類語

すはま‐がた【州浜形・洲浜形】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すわまがた」とも )
  2. 州浜を上から見おろしたような形。すなわち、周囲に出入りのある形、模様、また、その形をしたもの。近世では、三つ輪形ともいう。州浜。
    1. [初出の実例]「力士兵衛は射的の上手にて、百手の矢を以て、的を洲浜形(スハマガタ)に射成ければ」(出典源平盛衰記(14C前)一一)
  3. すはま(州浜)
    1. [初出の実例]「くらの名どころの事〈略〉わに口とも、すはまかた」(出典:伊勢備後守貞明覚悟記(1504‐21頃か))

州浜形の補助注記

日葡辞書には別見出しに「Suamagata(スアマガタ)」の形も見られる。

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