巡礼の年(読み)ジュンレイノトシ

デジタル大辞泉 「巡礼の年」の意味・読み・例文・類語

じゅんれいのとし【巡礼の年】

原題、〈フランスAnnées de pèlerinageリストのピアノ曲集。1835年から1877年にかけて作曲。「第1年スイス」「第2年イタリア」「第2年補遺ベネチアとナポリ」「第3年」の全4集からなる。20代から60代にかけて断続的に作曲した曲をまとめたもの。巡礼年報

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デジタル大辞泉プラス 「巡礼の年」の解説

巡礼の年

ハンガリー生まれの作曲家フランツ・リストのピアノ曲集(1835-1877)。原題《Années de pèlerinage》。『巡礼の年報』とも呼ばれる。全4集。20代から60代にかけて作曲した曲をまとめたもの。

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世界大百科事典(旧版)内の巡礼の年の言及

【リスト】より

…彼のもとにはビューロー,P.コルネリウスC.タウジヒらが集まった。ピアノ曲集《巡礼の年》第1年(1854),第2年(1849),《超絶技巧練習曲》(1851)および《ピアノ・ソナタ》(1853),管弦楽曲では交響詩《前奏曲》(1848),《タッソー》(1849),ピアノと管弦楽のための《死の舞踏》(1849),《ダンテ交響曲》(1856),《ファウスト交響曲》(1857)のほか2曲のピアノ協奏曲(《第1番》1849,《第2番》1861)など主要作品が多い。作曲技法として主題とその変容による単主題的作法を確立,シェーンベルクの〈発展的変奏〉技法の先駆をなした(《ソナタ》《前奏曲》など)。…

※「巡礼の年」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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