日本歴史地名大系 「工藤沢村」の解説 工藤沢村くどうざわむら 山形県:東田川郡立川町工藤沢村[現在地名]立川町科沢(しなざわ)立谷沢(たちやざわ)川上流左岸に位置し、北対岸は科沢村、南は大中島(おおなかじま)村、西は羽黒台地。寛文四年(一六六四)添川(そえがわ)村(現藤島町)の小名となる。弍郡詳記には添川村の枝郷科沢村の小名扱いで村名がみえる。宝永二年(一七〇五)の口上覚(斎藤文書)によれば、農業および木流し稼業をしていた。江戸後期の出羽荘内二郡絵図(鶴岡市郷土資料館蔵)には、立谷沢川上流左岸に工藤沢、その対岸に下戸平(しもとびら)がある。下戸平には幕末頃は十数戸あり、洪水のため縁故をたどって当村などへ移住したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by