巫山の神女(読み)ふざんのしんじょ

改訂新版 世界大百科事典 「巫山の神女」の意味・わかりやすい解説

巫山の神女 (ふざんのしんじょ)

中国,戦国期の文人であった宋玉の〈高唐の賦(ふ)〉〈神女の賦〉に登場する神女。もともと天帝の女であったが,未婚のまま死んで巫山の南に葬られ,巫山の神となった。楚の懐王が夢にこの神女と通じ,襄王も彼女と夢の中で会った。神女が,自分は旦(あした)に朝雲となり暮(ゆうべ)に行雨となると説明したことから,男女の交りを後世雲雨という。この神女伝説の基盤に古い神話伝承があったことについては,聞一多〈高唐神女伝説之分析〉(《神話与詩》)に詳しい。
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