差し日(読み)さしび

精選版 日本国語大辞典 「差し日」の意味・読み・例文・類語

さし‐び【差日・指日】

  1. 〘 名詞 〙 指定の日。きめられた日。特に近世幕府の訴訟制度で、訴訟人願出によって、裁判所審問などのために出頭するよう指定した日。
    1. [初出の実例]「右の通目安差上候処、何月幾日御差日之御尊判頂戴被仰付有仕合奉存候」(出典地方落穂集(1763)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android