差し棟(読み)さしむね

精選版 日本国語大辞典 「差し棟」の意味・読み・例文・類語

さし‐むね【差棟・指棟】

  1. 〘 名詞 〙 野小屋(のごや)ができると野垂木(のだるき)を支える棟木をそのまま妻に出せなくなるので、妻飾りとして下方化粧の棟木を造り、小屋束に差しこむもの。
    1. [初出の実例]「さす、さしむね、瓦手さうち道の切戸有」(出典:禁中御作事御家造作付帳(1642)紫宸殿)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android