デジタル大辞泉 「己やれ」の意味・読み・例文・類語 おのれ‐やれ【己やれ】 [感]期するところがあって発する語。えい。なにくそ。おどれやれ。「女なりとも、―、一太刀なりとも恨みん」〈伎・四谷怪談〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「己やれ」の意味・読み・例文・類語 おのれ【己】 やれ そのままには捨てておかないという意味で、自ら発奮して強い決心を表わして発することば。なにくそ。[初出の実例]「をのれやれ、一度は狩野の元信が内儀といはれふいはれふと、四年が間の気の張り弓はったりと弦(つる)切れて」(出典:浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)中) おどれ【己】 やれ 「おのれ(己)やれ」の変化した語。[初出の実例]「おどれやれ、やや独り喜んで、此方(こなた)には負けまい物と、今迄は我を張ったが」(出典:浄瑠璃・三荘太夫五人嬢(1727)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例