己心の彌陀(読み)こしんのみだ

精選版 日本国語大辞典 「己心の彌陀」の意味・読み・例文・類語

こしん【己心】 の 彌陀(みだ)

  1. 仏語。己(おのれ)の心にある阿彌陀如来。阿彌陀如来は、極楽浄土にあるのではなくて自分自身の心にあるということ。己身の彌陀。
    1. [初出の実例]「それ西方は十万億土、遠く生まるる道ながら、ここも己心の彌陀の国」(出典:謡曲・実盛(1430頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android