己心の彌陀(読み)こしんのみだ

精選版 日本国語大辞典 「己心の彌陀」の意味・読み・例文・類語

こしん【己心】 の 彌陀(みだ)

仏語。己(おのれ)の心にある阿彌陀如来。阿彌陀如来は、極楽浄土にあるのではなくて自分自身の心にあるということ。己身の彌陀。
謡曲実盛(1430頃)「それ西方十万億土、遠く生まるる道ながら、ここも己心の彌陀の国」

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