己身(読み)コシン

精選版 日本国語大辞典 「己身」の意味・読み・例文・類語

こ‐しん【己身】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。自分のからだ。自分自身自身
    1. [初出の実例]「然(しか)れども、ここをさること遠からずして、己身却来の法味をなす」(出典:車屋本謡曲・当麻(1435頃))
    2. [その他の文献]〔法華経‐如来寿量品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「己身」の読み・字形・画数・意味

【己身】きしん

自分。〔顔氏家訓兄弟二親に沒し、兄弟相ひみる。~先人體を愛し、己身の氣を惜しむ。兄弟に非ずんば、何ぞ念(おも)はんや。

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