まき‐わら【巻藁】
- 〘 名詞 〙
- ① 藁を巻きたばねて、弓の練習などの的に用いるもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- ② 串物などを刺すために作った藁束。
- [初出の実例]「巻藁に鯱立(しゃちほこだち)なせる焼肴には」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二)
- ③ 盛物の台またはしんにするために作った藁束。
- [初出の実例]「名聞の盛物も、人の見る方は餝れども、仏には巻藁(マキワラ)ばかりをかざませ」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 