巾子形(読み)コジガタ

デジタル大辞泉 「巾子形」の意味・読み・例文・類語

こじ‐がた【巾子形】

《形が巾子に似るところから》敷居のない門の中央地面に置き、閉めた戸を受けるための石。内側を低くし、外側を高くしてある。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「巾子形」の意味・読み・例文・類語

こじ‐がた【巾子形・橛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 巾子形 ) かぶりものの部分名。理髪の髻(もとどり)を納める突出部。烏帽子の巾子形、藺笠(いがさ)の巾子形などという。
  3. ( 冠の巾子(こじ)の形に似ているところから ) 閾(しきい)のない門の中央部の地面に戸をとめるために立てておく、内側を低く、外側を高くした石など。とあたり。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. 巾子形<b>②</b>〈春日権現験記絵〉
      巾子形〈春日権現験記絵〉

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