日本歴史地名大系 「市之枝村」の解説 市之枝村いちのえだむら 岐阜県:羽島市市之枝村[現在地名]羽島市下中町市之枝(しもなかちよういちのえだ)城屋敷(しろやしき)村の西、沖(おき)村・午北(うまきた)新田の南に位置する桑原(くわばら)輪中内の村。一枝とも書いた。櫟江(いちえ)神社があり、長治三年(一一〇六)二月七日の平盛正解(東寺百合文書)や保元二年(一一五七)三月二五日の太政官符(「兵範記」同月二九日条)などにみえる櫟江庄を当地に比定する説があるが、同庄は現愛知県海部(あま)郡佐屋(さや)町・弥富(やとみ)町・立田(たつた)村一帯とみるのが妥当であろう。慶長五年(一六〇〇)一一月、石田(いしだ)村と一枝の一千四〇八石が徳川氏により毛利氏に安堵されている(「間宮直元安堵状」毛利文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by