市場分割協定(読み)しじょうぶんかつきょうてい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市場分割協定」の意味・わかりやすい解説

市場分割協定
しじょうぶんかつきょうてい

共同行為の一類型であって,共同行為参加者にそれぞれ市場の一部を割当て,市場各部分における競争制限または排除というかたちをとる。独占禁止法は,事業者の共同行為による競争の実質的制限を「不当な取引制限」として禁止している (3条後段) 。かかる行為は不当な取引制限に該当する行為類型うち「取引の相手方を制限する」 (2条6項) ことにあたる共同行為である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android