市川謙一郎(読み)イチカワ ケンイチロウ

20世紀日本人名事典 「市川謙一郎」の解説

市川 謙一郎
イチカワ ケンイチロウ

昭和期の新聞人 元・北海タイムス主筆;元・長崎新聞社長



生年
明治36(1903)年5月15日

没年
昭和47(1972)年12月4日

出生地
長野県長野市

主な受賞名〔年〕
日本エッセイスト・クラブ賞(第1回)〔昭和28年〕「一日一言

経歴
明治大学、早稲田大学に学び、大正11年信濃毎日新聞社に入社。昭和9年読売新聞に転じた。編集企画部次長から15年山陰新聞(18年島根新聞に統合)取締役編集長として出向、18年ビルマ新聞、20年北日本新聞各編集局長。同年本社に帰り記事審査委員長、整理部長を経て23年東京民報出版局長となった。25年北海タイムス主筆に移り、夕刊コラム「一日一言」を執筆、28年第1回日本エッセイスト・クラブ賞を受けた。33年には長崎日日新聞(34年長崎新聞)社長となった。36年退社し、北海タイムス嘱託として「一日一言」を連載した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市川謙一郎」の解説

市川謙一郎 いちかわ-けんいちろう

1903-1972 大正-昭和時代の新聞記者
明治36年5月15日生まれ。「信濃(しなの)毎日新聞」「読売新聞」の記者をへて,昭和25年「北海タイムス」の主筆,33年長崎日日新聞社長となる。「北海タイムス」連載の「一日一言」により第1回日本エッセイスト・クラブ賞。昭和47年12月4日死去。69歳。長野県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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