市平賀村(読み)いちひらがむら

日本歴史地名大系 「市平賀村」の解説

市平賀村
いちひらがむら

[現在地名]関市市平賀・平賀町ひらがちよう南出みなみで東山ひがしやま東新町とうしんちようあさひおか西旭にしあさひおか宮地町みやじちよう東町ひがしまち一―五丁目・東山ひがしやま一―二丁目

津保つぼ川右岸にあり、東部は山地、西部は平坦地をなす。加茂郡に属し、北と西は武儀むぎ吉田きつた村。室町期には大平賀おおひらが(現加茂郡富加町)とともに平賀郷(富加町の→大平賀村と称し、村名は交通の便により市場が立てられたことに由来するという(美濃国加茂郡誌)。東西に津保街道が通る。慶長郷帳に村名がみえ、村高五六八石余。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では西尾嘉教(揖斐藩)領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android