日本歴史地名大系 「市御堂村」の解説 市御堂村いちみどうむら 兵庫県:朝来郡和田山町市御堂村[現在地名]和田山町市御堂枚田(ひらた)村の南東、円山(まるやま)川と支流黒(くろ)川との合流点の南の三角形状地に位置する。正保(一六四四―四八)頃の国絵図に村名がみえ、高一八九石余。なお寛永一六年(一六三九)の知高帳でも高一八九石余とする。幕府領として推移したと考えられる。但馬国高附郡訳手控(岡田家文書)では高一九一石余。宝暦七年(一七五七)の但馬国高一紙では高一九二石余。文化二年(一八〇五)の村明細帳(和田山町史料館蔵)では家数三三・人別一四六、牛一三。地名の由来という東部の観音堂は霊験あらたかで、信者が殺到、祭日に市が立ったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報