日本歴史地名大系 「市柳沼」の解説 市柳沼いちやなぎぬま 青森県:上北郡六ヶ所村市柳沼田面木(たもぎ)沼の北にあたり堰止湖沼群の一つ。通称平沼(ひらぬま)と新納屋(しんなや)集落の中間に位置する。葦と柳の木に囲まれ、周囲七キロ弱、面積一・七平方キロ。藩政末期の「北奥路程記」には長さ一千間・横五〇〇間、惣廻三千二〇〇間とある。市柳川が西から流れ込み、さらに太平洋へ流れ出る。海岸に三軒の家がある。明治初年の「新撰陸奥国誌」では東西六丁四〇間・南北一〇丁で水深は四尋であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by