六ヶ所村(読み)ろつかしよむら

日本歴史地名大系 「六ヶ所村」の解説

六ヶ所村
ろつかしよむら

面積:二五三・三三平方キロ

上北郡の北端にあたり、下北半島の基部太平洋岸に位置する。北は下北郡東通ひがしどおり村、南は三沢市・上北町(小川原湖)東北とうほく町、西は横浜よこはま町・野辺地のへじ町・東北町に接する。北部は標高五〇〇メートル前後の隆起地帯で、他は丘陵地帯である。北から尾駮おぶち沼・鷹架たかほこ沼・市柳いちやなぎ沼・田面木たもぎ沼・うち沼があり、内沼の南に小川原おがわら湖がある。昭和一〇年代から辛酸をきわめた開拓による営農が行われ、とくに酪農生産が主だった。昭和四七年(一九七二)むつ小川原地域の総合開発が決定され、同五〇年代から石油コンビナート建設の対象地となった地域の通称上弥栄かみいやさか上尾駮かみおぶち幸畑こうはた新栄しんえい沖附おきつけ鷹架周辺では土地の買収により、閉村となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「六ヶ所村」の意味・わかりやすい解説

六ヶ所〔村〕
ろっかしょ

青森県東部,下北半島の太平洋側にある村。 1889年倉内 (くらうち) ,平沼,鷹架 (たかほこ) ,尾駮 (おぶち) ,出戸 (でと) ,泊 (とまり) の6村が合体して成立。村域の北部は下北丘陵が延び,中部から南部にかけては尾駮沼鷹架沼市柳沼,田面木 (たもぎ) 沼などの湖沼地帯を形成している。むつ小川原開発が進められ,1985年には日本初の国家石油備蓄基地が完成。尾駮沼の近くには原子燃料サイクル事業の関連3施設 (高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター,ウラン濃縮工場,低レベル放射性廃棄物埋設センター) が建設され,原燃 PRセンターもある。面積 252.68km2。人口 1万367(2020)。

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