日本歴史地名大系 「市武代官所跡」の解説 市武代官所跡いちたけだいかんしよあと 佐賀県:三養基郡三根町市武村市武代官所跡[現在地名]三根町大字市武字市武現在五本松(ごほんまつ)とよばれる地にある。堀をめぐらす屋敷に、玄関に続いて一〇畳四間の本屋が現存する。佐賀藩八代藩主鍋島治茂治世中の寛政末期、蔵入地の大庄屋を廃止し、全蔵入地を七区分して在住代官を配置した。その一つがこの市武代官所である。最初は寛政一〇年(一七九八)一二月、三根・養父(やぶ)、上佐賀・下郷新庄(しもごうしんじよう)、横辺田(よこべた)両郷の三ヵ所に設置され、その結果をみて、同一二年六月、全蔵入地に配置した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by