デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市河見西妻」の解説 市河見西妻 いちかわ-げんさいの-つま ?-? 鎌倉時代の女性。信濃(しなの)の武家市河高光(法号見西)と結婚,そのとき離縁されたら信濃・伊勢(いせ)・甲斐(かい)の所領をもらう契約をかわす。のち離別されて訴訟をおこしたが,見西は落合泰宗(やすむね)との密通を理由に譲与しなかった。寛元2年(1244)潔白を証明するため泰宗と起請文(きしょうもん)をかいてふたりで7日7夜鎌倉の荏柄(えがら)天神社に参籠(さんろう),幕府の裁きで所領をえた。本姓は藤原。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例