市谷教蔵院門前(読み)いちがやきようぞういんもんぜん

日本歴史地名大系 「市谷教蔵院門前」の解説

市谷教蔵院門前
いちがやきようぞういんもんぜん

[現在地名]新宿区市谷田町二丁目

道を隔てて市谷田町下いちがやたまちしも二丁目の北西にある。愛敬あいきよう稲荷社地内の南東側に成立した門前町屋で、延享二年(一七四五)に町奉行支配地に移行。町名愛敬稲荷社別当の教蔵院に由来。町の規模は東西が田舎間で九間、南北が田舎間で一〇間で、文政一〇年(一八二七)の家数は一四軒、うち家主二・店借一二軒。古くは社地裏手にも年季門前地二ヵ所(四五坪と三二坪)があったが、前者は寛政三年(一七九一)に、後者脇坂淡路守の寺社奉行在任中に、それぞれ年季明けによって取払になった(文政町方書上)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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