布土村(読み)ふつとむら

日本歴史地名大系 「布土村」の解説

布土村
ふつとむら

[現在地名]美浜町布土

富貴ふき(現武豊町)の南に続き、東浦ひがしうら街道沿いに南北に集落がある。村内は北の上村かみむら、南の大池おおいけ、西の平田ひらた三郷に分れ、郷ごとに氏神と寺がある。丘陵はほとんど御林山で、「一円御蔵入」とある(天保の村絵図)

「寛文覚書」によれば、概高一千八一石余、田地六三町一反三畝余・畑地一八町二反余、戸数一三四、人口六一七。いさば船一艘、舟役御用の時水主を出し、将軍上洛・朝鮮使節通行の時人馬を出すとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android