布忍神社
ぬのせじんじや
[現在地名]松原市北新町二丁目
祭神は事代主命・武甕槌命・阿麻美許曾大神。旧村社。向井・高木・東代・清水・更池・堀地域の産土神。祭神の阿麻美許曾大神は、南枯木(現東住吉区)の阿麻美許曾神社の分神と伝える。分神を当地に迎えるとき、白い布を敷いて迎えたため、「ぬのしき」から布忍の地名・社名が生じたという。文禄三年(一五九四)の布忍郷内更池村検地帳(田中啓二家文書)に「宮村」がみえるが、当社が向井村内の西除川で区切られた西側、更池村の北隣にあるため、当社一帯の地をさしたものであろう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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