布施無い経に袈裟を落とす(読み)ふせないきょうにけさをおとす

ことわざを知る辞典 の解説

布施無い経に袈裟を落とす

僧侶も、布施がなければ略式にして、経を読む時も袈裟をかけない。報酬が十分なければ、仕事にも熱が入らないことのたとえ。

[解説] このことわざに想を得た狂言ないきょう」がよく知られています。「布施無経」は、僧が読経したのに布施を出し忘れた檀家に対して何度も立ちもどって布施のことを思い出させるという筋で、檀家が布施を僧の懐に入れると懐から袈裟が落ちて恥ずかしい思いをするという狂言。ことわざの背景には、布施しだいで檀家の扱いを変える僧侶に対する民衆批判があります。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む