布鎌請方新田(読み)ふかまうけかたしんでん

日本歴史地名大系 「布鎌請方新田」の解説

布鎌請方新田
ふかまうけかたしんでん

[現在地名]栄町請方うけかた

布鎌新田の中央部を占める。受方新田とも記す。寛文四年(一六六四)から開発が進められた。同一一年に手賀てが沼新田請負仲間の新田地として大瀬谷原おおせやわらの一八〇町歩が与えられ、鍬下年季明けには一反につき永五〇文を上納することとされた(「請負手形」成田山霊光館蔵)。延宝元年(一六七三)の出百姓新切添地小前帳(長沢家文書)に村名がみえ、反高一八〇町歩のうち新切添地九町歩の名請人数七。貞享三年(一六八六)手賀てが沼新田請負人の島田是心が開発願を出し、翌四年許可されて、元禄元年(一六八八)から本格的に開発に着手されたが、是心は同五年に死去

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android