帆引新田(読み)ほびきしんでん

日本歴史地名大系 「帆引新田」の解説

帆引新田
ほびきしんでん

[現在地名]海津町帆引新田

沼一色ぬまいつしき村の南、揖斐いび川左岸に立地し、東を中江なかえ川が南流する。承応元年(一六五二)高須藩士の内田甚三郎が藩に金子を用立てた見返りに、帆引島とよばれていた地の開発を許されたという(海津町史)正保郷帳に安田帆引村とみえ、高一二四石余で高須藩領。元禄郷帳には帆引村とあり、高九五八石余で幕府領。村明細帳によれば、安永四年(一七七五)の田五二七石余・畑一三八石余、反別田五二町七反余・畑一三町八反余、家数九三、男一七一・女二四〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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