統摂(読み)とうせつ

精選版 日本国語大辞典 「統摂」の意味・読み・例文・類語

とう‐せつ【統摂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 全体を管轄すること。
    1. [初出の実例]「諸称監臨者、統摂案験為監臨」(出典:律(718)逸文・名例)
  3. すっかり取り込むこと。
    1. [初出の実例]「吾人本具の知識的理想の図式の内に統摂(トウセツ)して、其の混沌を秩序界とし」(出典:随感録(1905)〈綱島梁川〉)
    2. [その他の文献]〔蜀志‐張翼伝〕

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普及版 字通 「統摂」の読み・字形・画数・意味

【統摂】とうせつ

すべ治める。〔三国志、蜀、張翼伝〕會(たまたま)せられ、當(まさ)にるべし。~曰く、~代人未だ至らず。~豈に黜(ちゆつたい)の故を以て、家の務めを廢すべけんやと。是(ここ)に於て統攝懈(おこた)らず。

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