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帝王切開術 ていおうせっかいじゅつcesarean section

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

帝王切開術
ていおうせっかいじゅつ
cesarean section

産道を通過させる正常の分娩が不可能な場合に,子宮を切開して胎児を娩出させる手術。腹壁を切開する方法が主で,腟式手術はほとんど行われない。狭骨盤,前置胎盤などで産道を胎児が通過できない場合とか,母親が妊娠中毒症や糖尿病などのため,あるいは胎児の位置異常,胎盤早期剥離,臍帯脱出などで胎児の状態が悪いため,短時間内に出産させる必要のある場合などに行う。全分娩の7~10%を占める。帝王切開の語源はローマのカエサルが腹壁切開で出生したという伝説から,シーザー Caesarの名がつけられたという説もあるが,帝王切開術のラテン語,sectio caesareaの caesareは caedere (切る) からきており,「妊娠子宮を切開して」という意味の言葉から出ているとする説が有力である。

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