師長屋敷跡(読み)もろながやしきあと

日本歴史地名大系 「師長屋敷跡」の解説

師長屋敷跡
もろながやしきあと

[現在地名]瑞穂区土市町

現在の妙音みようおん通の語源となった妙音院みようおんいん屋敷跡と伝えられる地がある。妙音院は保元の乱で失脚した藤原頼長の子師長の入道名。治承元年(一一七七)太政大臣にまで上ったが、平氏との争いで翌々年解官され尾張国で出家した。琵琶名手と伝えられ、「三五要録」などの著作もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android