すべて 

枇杷島(読み)びわじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「枇杷島」の意味・わかりやすい解説

枇杷島
びわじま

愛知県名古屋市北西部、西区の庄内(しょうない)川東岸に臨む地区名。江戸時代、同川対岸の下小田井(しもおたい)(現、清須(きよす)市西枇杷島町地区)は美濃(みの)路の要衝で、後背地に尾張(おわり)平野を控え物資の集散地となった。1611年(慶長16)ここに徳川家康の勧めで青物、魚などの問屋2軒ができ、1622年(元和8)尾張藩主徳川義直(よしなお)の命によって当地との間に枇杷島橋が架設され、同時に問屋6軒(六軒町)に特権が与えられた。18世紀ごろには38軒に増え、城下町に販売する市場特権を有していた(下小田井市)。明治以後自由化し、東岸の枇杷島にも市場ができたが、1955年(昭和30)、名古屋市西区に中央卸売市場ができるとともに姿を消した。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

すべて 

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む