帯挟(読み)おびばさみ

精選版 日本国語大辞典 「帯挟」の意味・読み・例文・類語

おび‐ばさみ【帯挟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. タバコ入れ印籠(いんろう)巾着(きんちゃく)などの緒の端についていて、帯にはさむもの。角(つの)象牙(ぞうげ)水晶などで作る。根付け。おびぐるま。
  3. 男の角帯が解けないように、結んだ帯の一端をはさむもの。
  4. 女の帯が解けないように、帯の結び目をはさむもの。
  5. おびかけ(帯掛)
    1. [初出の実例]「帯被(おびかけ)考。佐渡にては帯平と云。越後にては帯挟と云」(出典随筆・兎園小説別集(1826‐32)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 帯掛

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android